競艇選手211人が持続化給付金を不正受給!39人は自主返還済み!

先日、複数の競艇選手が新型コロナウイルス対策の国の持続化給付金を不正に受給していた疑いが浮上。
そして3月30日、該当の競艇選手は221人にも及ぶことを日本モーターボート競走会が発表した。
39人はすでに自主返還をしている。不正受給をしていた選手は一体誰なのか…
まずは今回の事件発覚の経緯から見ていこう。
作成2021年3月30日
今回の事件の経緯!発端は競馬業界での不正受給!?
事の発端は競馬業界で不正受給が発覚したことだった。日本中央競馬会(JRA)は2021年3月6日、騎士13人を含む関係者165人が不正受給していたという調査結果を公表した。
不正受給総額はなんと1億8900万円超。
これが表沙汰になったことで国土交通省から指摘があり、ようやく競艇業界でも調査が開始されることとなった。
競艇業界でも昨年7月には不正受給の疑惑が浮上していた!?支給対象となる要件は!?
日本モーターボート選手会は2020年7月には不正時給の疑惑を把握しており「競艇業界は持続化給付金を申請する要件を満たしていないため、給付申請すると詐欺罪に当たる可能性がある」と通達をしていた。
しかし、この件に関して調査や報道は行っておらず、今回発覚へと繋がった。
持続化給付金の支給対象者の要件は以下の通りだ。
- 2019年以前から事業により事業収入を得ていて事業継続の意思があること。
- 2020年1月以降に新型コロナウイルス感染症拡大の影響等で、前年同月比で事業収入が50%以上減少した月があること。
- 2020年の開業月から2020年3月までの月平均の事業収入(売上高)より50%以上減少した月が2020年12月までにあるフリーランス(個人事業主)又は資本金10億円未満か常時雇用する従業員2千人未満で収入が50%以上減少した中小企業であること。 【Wikipediaから引用】
「フライング休み」をコロナの影響と偽って持続化給付金を申請していた!?
該当の選手はフライングなどの違反による出場停止期間の収入減を、コロナの影響と偽って給付申請した可能性がある。
ご存知の通り選手はレースでフライングをすると30日間~最大360日間の出場停止のペナルティが課せられ、その期間中、選手達は無収入となる。
しかし、フライングによるレースへの出場停止はコロナの影響とは無関係だ。
持続化給付金はあくまでもコロナに対する経済対策の一つ。
対象となるのはコロナの影響で収入が減った人のみである。
不正受給をした選手は誰だ!?今後の対応に注目!
現在競艇選手の人数は1580人。
221人というと競艇選手の8人に1人は不正受給をしていたことになる。
現在、不正受給をしていた選手名は明らかになっていないが、実名報道をされる可能性も大いにあるだろう。
不正受給の総額については調査中だ。
今後、日本モーターボート競走会がどのような対応を取るのかに注目だ。続報を待とう。

- ケンティ
- 千葉県住みのフリーライター。悪徳競艇予想サイトを暴露したいがためにライターに。多数の予想サイトを利用し、1年で100万近く騙された過去があることから予想サイト撲滅運動を考えていたことも。競艇を見ることは今でも好き。
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