フライング!?落水!?万舟が続々出現で波乱展開のSG「第50回ボートレースオールスター」を一挙振り返り!

2023年5月28日にボートレース芦屋で開催されていたSG「第50回ボートレースオールスター」が閉幕した。 ファン投票で出走選手が決まる特殊なSGだが、今回もフライングや落水など波乱の展開てんこ盛り!
準優勝戦で10万舟が飛び出した今回のSGだが、この記事を読めば全日程の注目ポイントが丸わかりだ!
作成2023年6月1日
SG「第50回ボートレースオールスター」の概要と前検日

2023年5月23日からボートレース芦屋にて、SG「第50回ボートレースオールスター」が開催された。 CMにも出演していた歌舞伎役者の中村獅童さんがトークショーを行ったり、中継番組に生出演するなど大盛り上がりを見せた。
モーター番号 | 2連対率 | 使用者 |
---|---|---|
65 | 78.9% | 毒島誠 |
14 | 75.0% | 石野貴之 |
31 | 20.6% | 渡邉優美 |
前検日にモーターの抽選が行われたが、2連対率1位のモーターを引いたのは初日のドリーム戦にも出走する毒島誠選手、2連対率最下位のモーターは渡邉優美選手が使用することになった。
2連対率1位のモーターを引いた毒島選手には是非とも優勝と高額払戻金をお願いしたい!と俺も応援していた。
今年のCM主演の中村獅童さんが来てくれて会場は大盛り上がりだったな
芦屋の65番モーターを引いた毒島選手のレースにも注目が集まりそうだぞ
- SG「第50回ボートレースオールスター」が開催、CM出演の中村獅童さんが生出演
- 抽選の結果、モーター1位は毒島選手、最下位は渡邉選手が使用することになる
前半戦、初日から4日目までの注目レースを一挙紹介!
ボートレースは予選を行う前半戦と、予選の結果によって準優勝戦、準優勝戦の結果によって優勝戦のメンバーが決まる後半戦に分かれる。 まずは予選が行われていた前半戦、初日から4日目までのレースに注目しよう。
初日12Rはあらかじめ出走選手が決まっているドリーム


初日の12Rは有力選手が集うドリーム戦ということで、公式から出走選手が公開されていた。 当然1号艇に乗る池田浩二選手が1番人気で、何といっても池田選手が1号艇に乗った時の3連対率は90%超え、俺ももちろん彼を応援していたぞ。 2番人気は1位のモーターをひいた毒島誠選手で、ボートレース芦屋は2号艇よりも3号艇の勝率のほうが高いが故の人気もあるのだろう。
結果は1-3-6で大方の予想通り池田選手が1着、毒島選手が2着となった。
なお、2号艇の西山選手が転覆するなど初日にして波乱の片鱗が見えていたのも注目ポイントだ。 池田選手と毒島選手に人気が集まりすぎたがゆえに、払戻金は1,100円と少額で対した儲けにならなかったのは残念だ。
2日目にして10万舟が発生!6号艇の倉持莉々選手が華麗にまくり差し

初日から万舟が出現するなど大金が飛び交うSGらしい展開のあった今回レースだが、2日目にしてオッズ1,000倍以上の十万舟が出現した。 2日目11Rは出走選手が全て女子ボートレーサーという華やかなレースとなったが、結果は6-5-4で払戻金は136,540円と超高額になった。
流石にこの結果は筆者には予想できなかったから不的中だったが、2日目にして超高額の払戻金が出現したことによって、今回のSGが大成功になる予感を感じたぞ。
3日目、今節初のフライングが発生

3日目6Rにて今節初のフライングが発生してしまった。 4号艇に乗る村上遼選手はスタート展示では少し遅めの進入だったために、本番でスピードを上げすぎてしまったのかフライング!
レース自体は1号艇の濱野谷憲吾選手が貫禄の1着を取ったが、本節初の返還艇の出現にレース参加者は不安がよぎっただろう。
4日目、ステータス1位のモーターを引いた毒島選手が6号艇から勝利

前半戦も終わりが見えてきた4日目だが、レースを見ていると準優勝戦に駒を進めそうな選手がおぼろげながら見えてきた。 4日目5Rでは2日目に10万舟を出した倉持選手が2号艇、初日から2着以上の順位しかとっていない6号艇の毒島選手が注目された。
結果は6-2-3で毒島選手の勝利だが、大方のレースファンにこの展開は読まれており払戻金は8,590円と6号艇が勝利したにしては少額となってしまった。
注目されていた毒島選手はもちろん、10万舟の倉持選手も準優勝戦出場を決めたぞ
予選の時点から波乱が多かったが、高額の払戻金も発生していて客のボルテージはアゲアゲだな
後半戦、準優勝戦と優勝戦も見どころ満載!
予選が終了し、得点率上位18人による準優勝戦、準優勝戦で2着以内に入った6人で行われる優勝戦が迫ってきた。 有力選手が勝ち残ってきた印象で、モーター上位を引き当てた毒島選手はもちろん、ベテランの濱野谷選手や瓜生選手らSG常連組も勝ち残っている。
波乱が起こった準優勝戦2戦と、優勝者が決定した優勝戦について詳しく解説していこう。
準優勝戦10Rはフライング、落水と事故のオンパレード

5日目10Rは準優勝戦として開催され、特に平均STの早い有力選手が揃ったレースとなった。 だが、レース開始直後、3号艇下條雄太郎選手がフライングを犯し、1号艇茅原悠紀選手が1マークにて3号艇下條選手と接触、落水してしまう。
2マークでは2号艇深谷知博選手と4号艇稲田浩二選手が軽く接触し、速度が落ちた2艇をインから5号艇倉持選手がするすると抜けていった。 結果は5-2-6で5号艇倉持選手はSG初優出が決定した瞬間には、鳥肌がたったものだ。
準優勝戦でまさかの10万舟が発生!圧倒的人気の毒島選手はまさかの6着

5日目最終12Rも準優勝戦として開催されたが、こちらは10Rとは違いベテラン選手が多い印象のレースだった。 注目されたのは2連率84%の超抜モーターを引き当てて1号艇に乗る毒島誠選手で当然、筆者も毒島選手に投票したうちの1人だ。
レースが始まり、1マーク直前に5号艇に乗る濱野谷憲吾選手が果敢にまくりを決めにいくも他艇と接触、クリーンな抜き方ではないがまくりは成功! その引き波にのまれ1号艇毒島選手があわや転覆となりかけたが、持ち直しレースを再開するも一度転覆しかけてスピードが落ちてしまったがゆえに最下位に。
結果は5-2-6でSG準優勝戦にて払戻金は129,500円と超高額となった! 筆者も毒島選手を初日から応援していただけに、彼の敗退が決まった瞬間には膝から崩れ落ちてしまった。
波乱に満ちたSGもこれで終了!優勝戦は逃げが決まって1号艇の勝利
- 1号艇:石野貴之(A1級・大阪)
- 2号艇:濱野谷憲吾(A1級・東京)
- 3号艇:倉持莉々(A1級・東京)
- 4号艇:深谷知博(A1級・静岡)
- 5号艇:山田康二(A1級・佐賀)
- 6号艇:瓜生正義(A1級・福岡)

6日間に及ぶ長かったSG「第50回ボートレースオールスター」もこれで最後のレースとなる、最終日12R。 出走選手はSGおなじみの選手から初優出の選手まで、まさにオールスターといった様相を呈していた。
ここまでくると予想も難しく、モーター勝率の高い1号艇石野選手と4号艇深谷選手に人気が集まる。 個人的には初優出の倉持選手を応援したいものだが、結果はどうなるだろうか。
レース開始直後から軽い接触はあるものの、1マークを真っ先に抜け出したのは1号艇石野選手、そのまま2号艇濱野谷選手の猛追を交わしつつゴール! 3番手争いは応援していた3号艇倉持選手と6号艇瓜生選手が、3周目2マークまで競っていたが、最終的に先にゴールラインを割ったのは3号艇倉持選手だった! 結果は1-2-3で払戻金は2,390円、第50回ボートレースオールスターの最終戦はこれで閉幕した!
倉持選手は今回の3位入賞で女子賞金ランキング暫定1位に躍り出たな
遠藤選手に続いてのSG制覇女子ボートレーサーにはならなかったけど喜ばしいことっスね
準優勝戦ではフライングや落水、接触などが目立っていたがそれだけSG制覇は魅力的ということだろう
ちなみに準優勝戦でフライングした下條選手はフライング罰則強化の影響で1年間SGへの出走ができなくなったぞ
まとめ:第50回ボートレースオールスターは優勝者は石野貴之選手!石野選手は優勝賞金3900万円をゲット!

いやー、今回も見どころたっぷりのSGだったが、ボートレースの魅力を少しでもお伝え出来ただろうか。 応援していた毒島選手の敗退、2度目のSG出場で3位になった倉持選手など、見ていて飽きないレース展開が多く6日間の開催期間があっという間だった。
- 予選はフライングなどの波乱もありつつ高額の払戻金も発生!
- 準優勝戦では倉持選手と濱野谷選手が5号艇から勝利し優勝戦に
- 優出確実とみられた毒島選手は引き波でエンジンが停止するトラブルで優出ならず
- 優勝者は通算10度目のSG優勝を果たした石野貴之選手!
プロ競艇ライズや競艇バブルなど、地区ごとに予想を出しているサイトが狙い目でお勧めだぞ! そして最後に、石野貴之選手通算10度目のSG優勝おめでとう!!

- オーバークロック
- 神奈川出身のライター。パソコン一式を買い替えようとした資産を競艇予想サイトを使って増やそうとした結果、見事に悪徳競艇予想サイトに当たってしまいすべて溶かしてしまう。同じ被害者を出さないように今日も活動中。
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