競艇における永久追放はある?八百長などの理由によってボートレース界から追放された競艇選手達

スポーツでは選手が様々な理由で永久追放される事がある。
では競艇選手が永久追放されることはあるのだろうか?
その答えは「ある」だ。
この記事では競艇界から追放される条件や、永久追放されてしまった選手たちについて紹介させていただく。
八百長問題などが気になる方も要チェックです。
競艇界を永久追放された人たちについて
良くスポーツ関連で耳にする「永久追放」というワード。
ボートレースには「永久追放」と同じ意味を持つワードはあるのだろうか? ボートレースにおいても、実際に永久追放と明言された訳ではないものの実質永久追放と言っても良いような扱いとなっている選手達が存在している。
追放される理由は色々あるが、一度追放されてしまったら二度と競艇選手に戻ることは出来ない。
主に選手たちが追放される条件、過去に追放された選手について紹介していこうと思う。
追放理由は八百長が最多?永久追放される条件につい
基本的に追放される条件として、以下のような理由での追放をよく見かける。
- 八百長によるもの
- 整備違反によるもの
- 女性関係の不祥事によるもの
- 暴力事件によるもの
- その他犯罪行為に手を出してしまう
普通にボートレーサーをしている分には問題は無いが、上記理由によりボートレーサーをクビになる事はある。
一度それでクビになってしまえば取り返しがつかないのは明白だろう。
また八百長に関しては容疑の段階だとそこまでだが、はっきりとバレてしまえば一発でアウトとなってしまう。
そして多種理由はあるもののもっとも多いものは八百長となっている。
続いてはそんな永久追放の誹りを受けた元選手達について紹介していこうと思う。
競艇(ボートレース)には今でも悪質な「八百長」は存在する!?実態はいかに!?永久追放と言うと中々穏やかではないが、やはり競技である以上不正した選手は追放しなければならない。
2019年に八百長で追放:西川昌希元選手
近代で追放された選手の中で、もっとも印象に残った競艇選手は誰か?と聞かれた時に思いつくのが西川昌希元選手だ。

西川昌希元選手は元A1級選手でSGレースへの出走歴やG1レースでの優勝歴もある選手だったのだが、八百長をしていたという事実が発覚し、そのまま逮捕されるに至った。
競艇における八百長はモーターボート競走法違反となり、5年以下の懲役、または500万円以下の罰金を課せられる。
元々反社の身内として育ったとの事で、そこからの繋がりがあっての事なのかもしれない。
そうしてボートレース界から追放された西川選手は、現在Twitter(現X)にて予想をしたり裏情報を出したりといった活動をしている。
最近は本を出版したりもしていたな。
元競艇選手かつ自身も八百長に加担していたという事もあり、裏情報の正しさはかなり正しいものと考えて良いだろう。
転んでもただでは起きないそのメンタリティは流石と言った所だろうか。
服役中の西川昌希元選手が衝撃告白!A1級レーサーが八百長疑惑で調査されている?!元選手としてレースを予想していたりと、多種活動しているようです。
とはいえ評判はそこまでといった様子だが……。
1988年に八百長が発覚し追放:国光秀雄元選手
SGレースでの優勝歴もある国光秀雄元選手は、八百長に関わった事と整備違反となった事で追放となっている。
というのも、規定よりも50グラム軽いプロペラを複数持ち込んだ事によって整備違反となったのだ。
この不正なプロペラは、同じく八百長を共謀している選手に受け渡すためのものだそうだ。
そうして不正なレースに手を出していたとされる国光秀雄元選手はボートレースから追放される事となった。
また国光秀雄元選手は反社との繋がりがあるとも噂されていたため、そういった側面での追放もあったのかもしれない。
このように、国光秀雄元選手の追放は西川昌希元選手と同じ様な流れでの追放となっている。
問題が発覚したのは1988年の事で、その時期からもずっと八百長問題が続いているという事を考えると……かなり根深い物を感じられるな。
まだ持ちペラ制があった頃なので、今よりももっと持ち込みやすかったのかもしれません。
1988年に整備違反による追放:彦坂郁雄元選手
彦坂郁雄元選手はレジェンドともされる元競艇選手だが、実は永久追放を受けたのでは?という噂も存在してる。

SGレースにも数々出走し、艇王とも呼ばれていた彦坂元選手。
引退についても恙無く行われたように思われた彦坂元選手だったが、私物の部品を持ち込んだのではないかという話が多く出ていた。彦坂元選手も持ち込んだことは認めたのだが、使用はしていないと弁解していたようだ。
しかし1988年には1年間の出走停止を受けてしまう事になった。
そしてそのまま引退勧告を受け、彦坂元選手は引退する事になった。
その後は実業家として成功し、海外進出なども行っているようだ。
彦坂元選手も国光元選手と同年に引退となっている。
2003年に性的暴行により追放:古野智丈元選手
古野智丈元選手は2003年にデビューを果たした選手なのだが、デビューから程なくして元交際相手に対して暴力及び性的行為を行ったとして逮捕されている。
そしてそのままボートレースからも追放されることとなった。
元々ボートレーサーになる前から素行が悪かったとも噂されていたようなので、それが表面化してしまったという事なのかもしれない。
それにしても折角デビューまでしたのに問題を起こして台無しにしてしまうというのは全く理解し難い事である。
流石に中々ない追放ではあるが、それだけにインパクトのある永久追放と言って良いのではないだろうか。
女性に手をあげて逮捕……八百長も大概だが古野選手もヤバいな。
20年以上前に追放:中村男也元選手
中村男也元選手はかなり昔のボートレーサーの一人で、20年以上前に整備不良の問題で登録抹消された。
細かい違反については情報が出回っていないためはっきりとした事は分かっていない。
またこの整備不良について本人は認めておらず、前の選手が行った事だと主張をしモーターボート競走会と揉めたようだ。
最終的に中村元選手の主張は通る事なく、追放されて終わる事となった。
正しい事を主張していたのか、それとも嘘であったのか……それは我々には計り知れない事だが気になる問題なのも確かではあった。
このように多くの真実がボートレースファンの我々の目の届く所に来るわけではありません。
火のない所に煙は立たぬとは言うがな。
まだ未追放だが現在怪しまれている選手:江崎一雄選手
現在八百長の疑惑が出ている選手としてあげられるのが、江崎一雄選手だ。
江崎選手はデビュー時10年に1人とまで言われていたボートレーサーで、通常B2級デビューの所B1級でデビューしたりといった華々しいデビューを飾った期待の選手だった。

2015年8月には、レース中大きな事故に合い瀕死の怪我を負うこととなる。
事故の詳細としては、ボートレース三国で行われた一般戦にて落水、そのまま後続艇と衝突した。
その事故の結果江崎選手は両眼球打撲傷と左眼底骨折という大怪我となったようだ。
医者からは眼球が残っている事が奇跡、と称された程の症状だったものの江崎選手はリハビリを乗り越えて再度ボートレーサーへの道を歩みだした。
……のだが、復帰してからはかなり苦労していたようだ。
八百長の疑惑が掛けられたのは2020年の事で、疑われた理由としてはレース直前にオッズが急変し、その急変したレースで江崎選手が不自然な動きをしていたからとされている。
そのように元々かなり八百長について怪しまれていた江崎選手だったのだが、2023年8月には斡旋が全て削除されている。
9月末現在においても斡旋は復活しておらず、出走もしていない状態となっている。
その為ただの噂でしかなかった八百長疑惑が、もしかしたら本当なのではないかと改めてネットで騒がれだしている。
現在調査を行っているのか、本人の届け出を待っているのかといった内容は不明だが、出来れば永久追放になるような事をしていない様に願う他ない。
今後どういった動きになるのか、注意しておきたい所だ。
まとめ:競艇界から追放された選手は多く、理由には八百長による追放が多い
さて、今回は「競艇における永久追放」について解説させていただいたわけだが……。
意外と永久追放を受けた選手も多いというのがよく分かったな。
最後にいくつかまとめてから記事を終えていこう。
- 公式は永久追放とは名言していないが、永久追放のような扱いになっている選手は多い
- 一度追放されるとボートレーサーに復活することは出来ない
- 追放理由は多くあるが、基本的には八百長によるものが多い
いずれにしても永久追放は競艇のブランドにも選手本人にもかなりのダメージがあるのは間違いない。
今後こういった問題が起きないクリーンな業界にはなって欲しいが、莫大な金が絡むギャンブルという本質がある限りこれからもこういった問題は少なからず起きてしまうだろう。
また次回の記事でお会いしよう。
一度ボートレース界から追放されたら戻ってくることは出来ないんですね。
選手達には清いレースを心がけて欲しいものだな。

- LdarS-ing
- 元々は特殊等別界隈の悪と戦っていました。
ある時友人に「競艇予想サイトに騙された」と泣きつかれた事をきっかけに競艇への介入を決定。
昔とった杵柄で、人を騙そうとする動きには敏感。
特撮とかヒーロ映画が好きです。
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作成2023年10月9日