
近年クリーンなイメージがようやく付いてきたボートレース。
しかしその実、かなり多くの不正があるということが2024年に発覚した。
八百長疑いのあるレーサーの引退や、職員による不正購入事件、情報流出事件などなど…。
あとはつい最近起きたZ李の逮捕なども話題としてはかなり新しいの。
今回は2024年に起きた不祥事や事件についてまとめていくのじゃ。
作成2025年1月6日
2024年に競艇界で起きた不祥事・・・!
最近何かと話題になりがちな不祥事問題。
世間だと銀行の貸金庫から物が盗まれたという事件が大きな話題となっているのう。
大きい話題の陰に隠れがちではあるが、2024年のボートレース界でも数多くの不祥事があった。
今回は、そんな2024年に競艇界で起きた不祥事について振り返っていくぞう。
2月:暴行事件や選手による舟券購入が発覚!
2024年2月。
年も切り替わり落ち着きだした2月のタイミングで、2件の事件が発生したのじゃ。
ベテラン選手による暴行事件

2024年2月のボートレース徳山。
ベテランボートレーサーの村田浩司が、ボートの揚降装置からルーキーの小玉啓太を水面に突き落とすという暴行事件が起きたのじゃ。

その原因となったのが小玉啓太のダンプ。
危険な行為ともされるダンプを村田浩司にしてしまったことをきっかけにこの事件に繋がってしまったようじゃな。
ダンプもダンプで危険ではあるが、昔の体育会系じみた制裁はよろしくないのう。
村田浩司は以降3ヶ月の斡旋停止処分を受けたわけだが、やはり罰としては軽すぎる気がするな
3ヶ月なんてあってないようなものじゃろうて
そんなじゃからボートレースは身内に甘いと言われるんじゃ
下手したら傷害罪に引っかかってもおかしくはない
今一度見直すべきだろうな
若手選手が不正に舟券を購入し引退

131期選手として研鑽を積んでいた佐々木海成。
2024年2月19日、そんな彼がひっそりと舟券を購入していたことが発覚し、選手登録が抹消されたのじゃ。
選手はモーターボート競走法によって選手期間中の舟券購入は制限されておる。
内部事情を知ってしまっている選手による舟券購入は、八百長に繋がりかねん
ボートレーサーになったばかりでよく分かっていなかった、という可能性も無くはないが、処分も当然じゃな。
3月:八百長疑惑が出ていた「江崎一雄」が引退

3月にもまた、八百長疑惑のある選手がひとり引退した。
それが江崎一雄じゃ。
かつて大きな事故にあってから奇跡の復活を果たした江崎一雄じゃが、近年は成績低下と共に八百長疑惑が出回っていた。
ガッツリ検証している人も居るぐらいには疑われていた選手だな
あくまでも疑惑レベルでしかなかったが、復帰するには裁判を通さなければならないということでそのまま引退を決めたようじゃ。
成績もかなり不安気味じゃったし、それなりに良い引き際じゃなかろうか
どうやら今ではラーメン屋を立ち上げ、新しい人生を送っているようだ
4月:江頭賢太の闇金騒動が発生

江頭賢太が闇金業者から金を借りて飛んだ――という話がZ李から出たのが4月じゃ。
飛んだ債務者の写真を晒すサイトにて、免許証付きの写真が出回ってしまっていたぞ。
実際は先払い買い取りの詐欺にあったというのが正しいようじゃが、まさか選手がそんな物に手を出すということで衝撃を受けたことは記憶に新しいのう。
最近Z李が逮捕されて思い出した人間も多いのではないだろうか?
江頭賢太は引退後、Xで予想を公開したりメダカの販売を行っているようじゃ。
これからは身持ちを崩さんようにしてほしいの…。
江頭賢太は競輪ファンらしく、それで身持ちを崩したのではと噂されている
ギャンブル依存症だったのかのう…
5月:ボートレース場職員が舟券を購入し解雇!
続いてはボートレースオールスターが開催された5月じゃな。
5月には2つの事件が発生したのじゃ。
しかもその内はボートレース場の職員による不正という衝撃的なものじゃった。
ボートレース江戸川勤務の職員が舟券購入

5月、ボートレース江戸川の職員が舟券を購入したとして職員が書類送検された。
職員が舟券を購入するのは「モーターボート競走法」に反しており、バレたら一発でアウトじゃ。
ボートレースの裏まで分かってしまう職員が舟券を購入するのは、八百長に繋がりかねないからのう。
稼げない可能性も高い舟券…
解雇のリスクを背負ってまで買うとは、通常考えられない
どうせなら解雇された職員が舟券でどれだけ稼いだのかも出してほしかったものじゃ
まさかの職員による不正発覚ということで、この時期から大規模な調査が入ることになったのじゃ。
村上純が八百長疑惑で引退

そしてまた5月にも八百長の疑いがある選手が一人引退している。
その選手が「村上純」じゃ。
過去にはSG出場もしたことがある選手だ
長い間A級選手として活躍していた村上選手じゃが、近年では成績不振に。
引退理由については語られていないが、Z李が八百長を行っているボートレーサーとして言及。
詳細については語られないまま村上純は引退届を提出することとなった。
Z李自体の信憑性がどうかという問題もある
なんだかスッキリとしない幕引きになってしまったな
7月:不正職員が22名解雇!飲酒運転で現行犯逮捕された選手も
オーシャンカップが開催される7月。
この月はかなり日本モーターボート競走会によって大規模な不正調査が行われたのじゃ。
それとはまた別に飲酒運転で逮捕された選手が出たりと、驚きが連続する月じゃった。
22名の職員が懲戒免職になる

5月にボートレース江戸川の職員が不正に舟券購入を行っていた件を受け、日本モーターボート競走会は調査を実施。
本部や全国のボートレース場の職員のうち、舟券購入を行っていた22名を解雇するという事件が起きたのじゃ。
まさか不正に購入を行っていた人間がここまで多いとはの…
全国24場と考えると、各場に約1名は不正を働いていた人間がいたという事に等しい
これは明らかに異常と言っていいだろう
職員であろうと、友人や家族を通せば舟券は買えてしまう。
調査するのは大切じゃが、罰則を強化したほうが良い気もするのう。
山口高志が酒気帯び運転で現行犯逮捕

2024年7月10日、佐賀支部に所属していたベテランレーサー「山口高志」が酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕された。
交差点の信号柱に衝突していたところで警察に捕まったようじゃな。
検査したところ基準値の2倍となるアルコールが検出されたみたいじゃ。
その後7月18日に日本モーターボート競走会に引退届を提出し、ボートレース界から姿を消すこととなったぞ。
まさかの飲酒運転とは…
厳罰化された今の時代、そんな事をするとは信じられん
軽い気持ちで運転してしまったのかも知れないが、実際に電柱に衝突してしまっている
人ではなくて良かったのう…
ああ
ま、こればかりは引退も当然だな
ボートレーサーの情報がメルカリで流出

度重なる不正行為じゃが、7月に再びZ李から新たな情報が出た。
それが大村競艇場の会員名簿がメルカリで販売・流出されていたというものじゃ。
そこにはなんと選手の個人情報が掲載されていたそうで、本来は組織内でしっかりと処理しなければならないもの。
その職員はそれを普通の業者に持ち込んでしまい、そこから流出が起こってしまったようじゃ。
理由としては大分お粗末というべきか…
普通に職員が盗み出した可能性もありそうだが…
実際そうだったとしても、言うかのう…
こんなの組織にとってもかなりの恥じゃろう
11月:Z李逮捕や職員によるエンジンオイル持ち帰り事件
チャレンジカップが開催された11月。
この月もかなり大きなニュースが発生していたのう。
競艇含む賭博サロンを開いていた新宿租界のZ李が逮捕

江頭賢太の闇金事件、村上純の八百長疑い、メルカリ流出事件。
2024年にも数多くのボートレース不祥事を取り上げたZ李じゃが、なんと11月13日に逮捕された。
容疑は数年前の住居侵入罪の疑いじゃったが、闇バイト指示役やトクリュウとの疑惑があったようじゃ。
現在どうなっているのか調べてみたが、12月25日には不起訴で釈放されているみたいだ
フム…証拠が足らなかったのかのう?
Z李の釈放でまた新宿租界を取り巻く状況も大きく変わりそうじゃな
ボートレース蒲郡の職員がモーターボート用のエンジンオイル持ち帰る
ボートレース蒲郡に務めるボートレース事業部の技師が、業務で使用するエンジンオイルを持ち帰っていたと市への情報提供が行われた。
エンジンオイルって…廃棄の弁当じゃないんだぞ
なんでも持って帰ったエンジンオイルは自分のバイクに補充をしていたそうじゃ
最終的に停職6カ月の懲戒処分を受けたそうじゃ。
八百長や不正購入よりは可愛いものかのう…。
…なんだか麻痺してきてないか?
まとめ:2024年は不正が数多く発覚!職員による不正が目立つ年だった
2024年は全レース停止の可能性が出たりと、ボートレース界にとってかなり衝撃のある一年になったのう……。
ちなみに2024年は不祥事が相次ぎすぎて国土交通省からは全レース停止の可能性も示唆されておるぞ。
- ほぼ毎月何かしらの不祥事が発生している
- 2024年は舟券の不正購入行為が大きく取り沙汰された
- これ以上の不祥事が続けば全レースが停止になる可能性もある
八百長・事件・不正…いつの世も不正は無くならないな
ウム…話題に出来るのは助かるのじゃが、多すぎても困るのう
来年2025年はもっとクリーンになるよう頑張ってほしいものじゃ
不正が減らなければ、全停止が待っている
本当にボートレースが楽しめない日が来てしまうかもしれないな

- 舟越
- 1952年生まれの71歳。ボートレース開催年に生まれ、若い頃から競艇に親しんできた。若い頃は自身の予想だけで生きていたが、歳をとってある日を境にスランプに陥り、それがきっかけで競艇予想サイトと出会う。
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