
2024年2月4日にボートレース徳山で、人知れずボートレーサーによる暴行事件が発生していたとの情報を入手したので調査してみようかのう。
聞くところによると、20年以上のキャリアを持つベテランボートレーサーの村田浩司が、ボートの揚降装置からルーキーの小玉啓太を水面に向かって突き落としたそうじゃ。
水神祭などでは安全に配慮して水面に投げ落とすということもあるが、人知れずこんなことをするなど暴行事件として調査されても仕方がない。
今回はそんな暴行事件について、加害者である村田浩司、被害者である小玉啓太の詳細やファンの反応までじっくり調べていこうかのう。
作成2024年7月18日
ボートレース徳山で暴行事件!?ダンプの腹いせに相手を水面に突き落とす!

2024年6月30日にボートレース徳山で大時計の揚降装置が故障しレース自体が中止になったが、じつは2月にも揚降装置の周辺で事件があったのじゃ。
2月1日から開催されていた一般戦「くだまつ健康パーク杯争奪戦」の4日目2R終了後に、ボートを引き上げる揚降装置周辺で暴行事件があったと話題になったらしいのう。

情報を追ってみると、どうやらレース中のダンプに腹を立てたベテラン選手が若手選手を揚降装置上から水面に突き落としたらしくての。
揚降装置はレース前後にボートを水面に下ろしたり、引き上げたりする装置で初勝利の選手が水神祭で投げ落とされることもある場所のことじゃな。
今回はこの「ダンプに腹を立てて相手を突き落とした事件」について、関係選手の情報から事件の経緯について詳しく調べていくとしようかの。
ついでに徳山の予想方法においても知っておくとよいじゃろう
ボートレース用語のダンプとは?過去には選手の二つ名になっていたことも
ダンプダンプと連呼してきたわけじゃが、ボートレース用語のダンプが何を指し示すのかについても説明しておこうかのう。
「先行艇との間に、相当の艇間距離(3~4艇身)があるにもかかわらず、艇首(バウ)をあまり返さず突っ込んで相手を飛ばし、自分はその反動で前に出てくる航走のこと。
」

これが公式に載っているダンプの説明で、要はターンマークで先行艇にぶつかった反動で自分だけレースに復帰するテクニックじゃな。
昭和や平成では危険だがスピードを稼ぐのに有効なテクニックと思う選手もいて、浅見敏夫なんかが得意として「ダンプ浅見」などと二つ名で呼ばれていたのう。
ダンプ自体が賛否両論のテクニックだが、相手を水面に突き落とすというのは人としてどうかと思うぞ
ダンプされた「村田浩司(むらた・こうじ)」はベテランではあるが万年B級!

ダンプされた側・・・つまりは突き落とした選手は「村田浩司」で山口出身、つまりはボートレース徳山を拠点にしている選手じゃ。
デビューは2003年と20年以上のキャリアを持つベテランではあるものの、ボートレーサーとしての実力はそれほどでもなく万年B級の選手らしいの。
- 登録番号:4226
- 生年月日:1982年9月2日
- 身長:164cm
- 体重:55kg
- 血液型:A型
- 支部:山口
- 出身地:山口県
- 登録期:92期
- 級別:B1級
村田浩司は2R終了後9Rにも出走が確定してたが、この騒動の影響もあってそちらは選手責任の欠場となったようじゃ。
ダンプはボートレースのテクニックの中でも危険度の高いものじゃから、やってしまった若手を説教するのも叱責するのもわかるが暴力はいかん。
41歳にもなって子供の喧嘩のように相手を高いところから突き落とすなど、メンタルコントロールができておらんとしかいえんの。
ボートレースは実力社会であると同時に年功序列でもある。
実力がなくても尊敬される選手は多いが、村田浩司はどうなのだろうな
水面に落とされた「小玉啓太(こだま・けいた)」はデビュー1年半のルーキー!

ダンプした側・・・つまり突き落とされた選手は「小玉啓太」で、2022年11月にデビューのルーキーらしいの。
佐賀支部所属のボートレーサーで徳山は2023年12月以来2節目で、徳山自体に慣れていない選手のようじゃ。
- 登録番号:5270
- 生年月日:2001年3月25日
- 身長:166cm
- 体重:53kg
- 血液型:O型
- 支部:佐賀
- 出身地:佐賀県
- 登録期:131期
- 級別:B1級
小玉啓太はこの事件が起こった一般戦は4日目からの斡旋で、2日目に欠場選手が出たことで急遽呼ばれた選手のようじゃ。
デビューから約1年経った2023年9月に初勝利し、その後も勝利数を着々とあげていた選手だけに少しでもよい順位が欲しかったのじゃろうが、ダンプは危険すぎたの。
昔ダンプで似たようなことがあったな…。
かつては「原田幸哉」が「松井繁」にダンプを敢行し、マジ切れされたという事件もあったし、ベテラン選手ほど危険な行為という認識が強いのじゃ。
暴行を受けたこと自体は同情するが、ボートレースに慣れていないルーキーがダンプという危険な行為を行ったことはよくよく反省すべきじゃのう。
ルーキーだからこそ勝利にどん欲なのは仕方がないともいえるな
じゃが、危険な行為に違いはないぞ。
小玉啓太にはしっかりと反省してもらわないと困るのう
小玉啓太のダンプはわざとではない?決定的瞬間の考察とファンの反応

実際に映像を見てみると確かに5号艇に乗っている村田浩司に小玉啓太がぶつかってはいるが、決して故意にぶつかりに行ったようには見えないのう。
事件は3周目2Mで起っているのじゃが、村田浩司はインを閉めずにふくらんだターンを行い、6着争いでスピードが乗っていた小玉啓太とのターンが重なってしまった印象じゃ。
もちろん、5着争いで熱が入りすぎた小玉啓太も悪いが、村田浩司がもっとスムーズにターンを周っていたら今回の事件は起こらなかったじゃろうな。
今回の事件について、ファンの反応は暴行した村田浩司が悪いという意見と、そもそも小玉啓太がダンプを仕掛けたのが悪いという2つに分かれているようじゃのう。
確認したら小玉あんまり悪くなくて草
腕もないし、新人に暴行とか論外
やり過ぎだね。
5着争いでやるスピードではない。
落とさないでわざと当てに行っている。
暴力はいけないが、師匠は誰なのでしょうかね。
危ねぇ 小玉の艇のモーターが浮き上がり、ペラが剝き出しになってる これはダンプされた村田もかなり怖かっただろう…
この事件そのものがファンの間でもそこまで有名ではないから、あまり反応は多くはないが大体はこんな感じじゃのう。
共通認識としては小玉啓太のダンプは危険な行為だったことと、村田浩司が暴行をしたことは確実に悪いということじゃな。
ファンの反応も様々だが、共通しているのは暴行自体は悪であるということだな
暴行事件でありながら途中帰郷の理由は家事都合!ボートレースは身内に甘い?

今回の事件の影響で村田浩司は出走予定のレースを残して即刻帰郷となっているのじゃが、ボートレース徳山の公式「X」では理由を家事都合と伝えているのじゃ。
ボートレース場の場内アナウンスでも同様に家事都合で欠場との報せがあり、ボートレース場全体で今回の事件を隠蔽しようという意志を感じるのう。
実際に村田浩司はこのレースは途中で帰郷したものの、斡旋されていた直後の3レースには何事もなかったかのように参戦しておったのじゃ。

その後ひっそりと3ヶ月の斡旋停止処分が科されていたようじゃが、後輩に対して暴行を働いた処分が3ヶ月の斡旋停止とは情けないのう。
つい最近ではボートレース大村が個人情報を流出した事件もあり、個人情報を流出させた職員に対しては処分がなかったということもあったのう。
ボートレースは身内に甘いというのはファンの間でもよく言われる言葉じゃが、今回の事件はまさにソレで暴行事件を起こした村田浩司に対する処分は甘すぎると言わざるをえないんじゃ!
身内に甘いボートレースの再来か
こういうことがあるとファンが離れるきっかけになるから、競走会や選手会にはきっちりと選手に処分を下してほしいのう
まとめ:村田浩司が小玉啓太のダンプに腹を立て水面に突き落とす!処分はほぼなしでボートレースは身内に甘いと批判が起こる!
- ボートレース徳山で開催された一般戦で小玉啓太が村田浩司に対してダンプを仕掛ける
- ダンプされたことに腹を立てた村田浩司は揚降装置から小玉啓太を水面に突き落とす
- 村田浩司は途中帰郷となったが家事都合とアナウンスされた
- 村田浩司は3ヶ月の斡旋停止処分になるが他に処分はなくボートレースは身内に甘いと批判が起こる
今回はボートレース徳山で起こってしまった、ベテランの村田浩司がルーキーの小玉啓太を揚降装置から水面に突き落とした事件について調査してみたのじゃ。
事件の背景には直前のレースで起こった小玉啓太のダンプが関係していたのじゃが、それでも相手を水面に突き落とすというのは看過できんのう。
明らかな暴行事件じゃというのに、競走会が下した処分は3ヶ月の斡旋停止だけというのも悪手で、ファンの間ではボートレースは身内に甘いと再認識するきっかけになってしまったようじゃ。
ボートレースでは不祥事が続いておるからのう、ここらで気を引き締めていってほしいもんじゃ

- 舟越
- 1952年生まれの71歳。ボートレース開催年に生まれ、若い頃から競艇に親しんできた。若い頃は自身の予想だけで生きていたが、歳をとってある日を境にスランプに陥り、それがきっかけで競艇予想サイトと出会う。
掲載の内容はあくまでもライター独自の見解であり、その正確性・再現性を当サイトでは保証いたしかねます。