2度もSG優勝を果たしている「前本泰和」選手がボートレースを電撃引退!引退理由はヘルニア!?

A1級ボートレーサー「前本泰和」選手が2月22日に引退を発表した! 「一般戦の鬼」とも呼ばれた前本選手の引退理由はヘルニア!?
70期卒で「濱野谷憲吾」選手と同期の前本選手の引退に界隈は騒然としている。 前本選手の現役引退戦や前島選手の師弟関係についても調査していくぞ!
作成2023年2月27日
「一般戦の鬼」とも呼ばれる前本泰和選手のプロフィール

- 名前:前本泰和
- 級別:A1級
- 登録番号:3573
- 生年月日:1972年4月9日
- 身長:164cm
- 体重:51kg
- 血液型:O型
- 出身地:広島
- 支部:広島
- 登録期:70期
- デビュー日:1992年5月
- SG優勝:2回
- 通算優勝:133回
- 通算勝率:7.08
- 通算勝利数:2420回

前本泰和選手は20歳の時にデビューをした70期卒で43期連続でA1級を維持しているボートレーサーだ。 同期には漫画モンキーターンのモデルになった「濱野谷憲吾」選手がいる。
前本選手は「一般戦の鬼」の異名を持ち、一般戦の優勝数は118回と群を抜いているぞ。 もちろんグレードレースでの優勝経験も持つ立派なトップレーサーだ。
24場を制覇している前本選手の生涯獲得賞金は12億1630万4959円だった。
前本選手が50歳という若さで引退するのはとても残念だ。
- A1級で広島支部所属のボートレーサー
- 現役30年で通算優勝回数は133回でその内一般戦の優勝回数は118回
- 通算勝利数は2420回と2500回目前での引退!
前本泰和選手の家族・師弟関係は!?
前本選手は30年以上もボートレーサーとして生活をしてきたが、師匠や弟子はいるのだろうか? 結婚をしているという前本選手は奥さんとはどういう関係なのか?
電撃引退した前本選手の家族関係や師弟関係についても調査していくぞ。
ボートレーサーとして妻を愛している前本選手のプライベート
2020年4月21日に開催された第21回マスターズチャンピオンに参加した前本選手は、5日目のインタビューに対して愛妻への言葉を残している。 4月26日が奥さんの誕生日ということで、「意識はしていますよ。優勝して(家に)帰るのがベストですよね」と相好を崩して答えている。
プライベートと仕事は完全に分けているという前本選手は、家に帰ると競艇の新聞も読まないしプロペラも叩かないという。 趣味らしい趣味はないらしいが、テレビはよく見るそうでお笑い番組などを見て笑顔を浮かべる場面も。 家では犬と猫を数頭ずつ飼っていて、休みの日にはよく戯れているそうだ。
「インの鬼」と呼ばれる「西島義則」選手の弟子である前本選手
前本選手には特定の弟子と言えるような選手はいないようだ。 ただ、師匠はいて「インの鬼」と呼ばれる「西島義則」選手だ。 前本選手は1コースで無類の強さを誇り、その強さは師匠の西島選手譲りと言えるだろう。
家族や師匠に恵まれていたが、その実力は前本選手が勝ち取ったものだ!
- 前本選手には奥さんがいて誕生日が優勝戦と同じときには勝って帰りたいと話す
- 前本選手の師匠は西島義則選手
- 家では犬と猫を数頭ずつ飼っていて動物好きの一面もある
前本泰和選手のSG優勝レースと引退レース
24場制覇や7節連続優勝などの輝かしい記録を持つ前本選手! そんな前本選手のSG優勝レースと引退レースについて詳しく解説していくぞ!
SG2回目優勝レースの第31回グランドチャンピオン
前本選手は2013年ボートレース住之江で開催されたグランプリシリーズでSG初優勝を飾っている。 第31回グランドチャンピオンで優勝を飾った際には、「SGをとったといってもシリーズだったので、本当のSGをとりたいとずっと思っていました。」との言葉を残している。

- 1号艇:前本泰和(A1級・広島)
- 2号艇:菊地孝平(A1級・静岡)
- 3号艇:湯川浩司(A1級・大阪)
- 4号艇:白井英治(A1級・山口)
- 5号艇:峰竜太(A1級・佐賀)
- 6号艇:松井繁(A1級・大阪)

SG優勝戦ということで、出走選手は全員がA1級! 出走選手はSG常連の選手が多く、中でも2号艇菊地選手と5号艇峰選手の使っているモーターは超抜モーターだ!
インが得意な前本選手は優勝戦で堂々たる1号艇を取ったことで、スタートではもちろん1コースに侵入する。 4号艇白井選手がわずかに早くスタートするも、スタートはほぼ横並びの一線!
そのまま1号艇前本選手が華麗に逃げを決めて、SGでの2勝目を挙げる!
引退試合となったのはG1第66回中国地区選手権競走
2月22日に引退を表明した前本選手の引退試合は2月5日からボートレース児島で開催されていた第66回中国地区選手権競走の最終日10Rとなった。 この試合は特別選抜B戦で、出走選手は全員がA1級の選手だ。
前日のピットレポートでは前本選手は「しっくり来ていないし足は普通ですね。」と答えており、その日は2号艇に乗りながら5着という成績だった。

- 1号艇:吉村正明(A1級・山口)
- 2号艇:前本泰和(A1級・広島)
- 3号艇:大峯豊(A1級・山口)
- 4号艇:渡邉和将(A1級・岡山)
- 5号艇:谷村一哉(A1級・山口)
- 6号艇:辻栄藏(A1級・広島)

スタートはほぼ横一線で始まったこのレースだが、2号艇に乗る前本選手は2マークで大きく膨らむなど精彩を欠いているように見えた。 前日のピットレポートでも調整に苦戦しているようなコメントを残していたし、モーターとプロペラの調整がうまくいっていないのだろう。
結果は「1-3-5」で2号艇の前本選手は5着に終わってしまった。 このレースの後ボートレース尼崎の一般戦に斡旋されていた前本選手だが、そちらのレースは家事都合で欠場している。
最多連続優勝数を持つ前本選手の引退レースが5着だなんて寂しいな
- 24場制覇というボートレース界でも達成者の少ない名誉を持つ前本選手
- 連続7節優勝は未だ破られていない前本選手の強さを表す勲章
- シリーズ戦だけでなくグランドチャンピオンでも優勝経験を持つ
前本泰和選手の引退理由は一身上の都合!?本当の理由は!?

前本選手は日本モーターボート競走会に「一身上の都合」を理由に選手登録抹消申請を提出している。 だが、関係者筋によると首と腰にヘルニアの持病を持っているから症状が悪化したことが引退の決断になったのでは、と語っている。
ヘルニアはよく聞く病気だが、重症化すると歩行障害や細かい手先の作業の困難、片側の上半身のしびれや筋力低下を生む。 ボートレースでは一瞬の判断ミスで大事故や殉職になることが多い。 しびれや障害を持ってからでは遅いと判断したのかもしれない。
1月12日にボートレースびわこで開催された第4回BBCトーナメントでも2日目4Rの後に私傷病のため帰郷していることから、持病はかなり悪化しているのかもしれない。
一身上の都合と言っていることや前本選手の成績を考えれば引退勧告されたわけではないとわかる
- ヘルニアの悪化が引退の原因の一つではないかと言われている
- 1月12日開催のレースでも私傷病のために帰郷している
まとめ:SG優勝や7節連続優勝で数々の夢を見せてくれた前本泰和選手の引退
30年という長い間、数々の偉業を達成し、多くの夢を見せてくれたボートレーサー前本泰和選手が引退することになった。 引退理由は一身上の都合となっているが、ヘルニアを患っている前本選手にはこれからは自身の健康と家族のことを一番に考えて過ごしてもらいたい。
現役年齢の長いボートレーサーだが、大怪我や殉職の危険性を考えると勇退と言えるだろう。 前本泰和選手、長い間、多くの人たちに様々な夢を見せてくれてありがとう!
30年間の現役生活でSG優勝や7節連続優勝など様々な戦績を上げている前本選手は立派なトップレーサーだ!
ボートレーサーは現役を引退した後も解説などで目にすることも多い。レースで見ることはできなくなっても、また前本選手が見られることもあるかもしれないな。

- オーバークロック
- 神奈川出身のライター。パソコン一式を買い替えようとした資産を競艇予想サイトを使って増やそうとした結果、見事に悪徳競艇予想サイトに当たってしまいすべて溶かしてしまう。同じ被害者を出さないように今日も活動中。
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