ボートレース江戸川(江戸川競艇場)の闇を暴く!競艇界を大きく騒がせた数々の事件・まとめ

本記事は過去にボートレース江戸川(江戸川競艇場)で実際に起きた数々の事件簿まとめだ。
競艇界を大きく騒がせた職員の舟券大量購入による2200万円不正事件から、お客同士の暴行による死亡事件、偽札の発見など数知れず…
ボートレース江戸川の闇を徹底的に暴く!
作成2021年5月27日
ボートレース江戸川(江戸川競艇場)史上凶事最件!?職員が舟券を大量購入し2200万円不正!?
まずはボートレース江戸川史上最凶であろう表題の事件についてお話しよう。
競艇関係者は舟券を買ってはいけないということがモーターボート競走法によって決められている。
これはどの公営ギャンブルも一緒だが選手や関係者が結託して八百長につながることを拒否するためだ。
この事件は1982年~1984年の2年間に渡り、ボートレース江戸川の幹部職員が部下の職員に指示し、舟券発売が締め切られた後に的中を見越して舟券を大量に発行していたという内容だ。
1回の舟券発行金額は5万円~20万円。2年間での不正額は2200万円にも及んだことが明るみになり、競艇界を大きく騒がせた。
2200万円というのは明確に判明している金額であり、実際にはこれ以上の不正が行われていたのではないかという疑いもある。
該当幹部は舟券関係の責任者!?本事件の犯行の手口は!?

続いてこの事件の犯行の手口について詳しく説明しよう。
幹部は舟券の発売が締め切られ、レースがスタートし、ある程度レースが進行し的中舟券がほぼ確定した時点で舟券の集計を行っている部下に対し、的中舟券の売上を増やすよう指示していた。
ちなみに該当の幹部は総務担当の事務局次長であり、なんと舟券関係の責任者。
責任者という立場を利用し最もやってはいけないことをしていたのだ。
本来、舟券の集計は発売締切と同時に中央集計センターで開始され、それ以降の発売は禁止されている。
しかし、この幹部は予備の舟券発券機から舟券を追加発行したいたのだ。
最初の犯行は1982年12月5日。追加発行した「5-1」の舟券はオッズ51.6倍の高配当。
幹部は20万円分の舟券を購入し、1032万円の払戻金を受け取っていた。
職員への処置・事件のその後・競艇界への影響・まとめ
2年間にも及ぶこの犯行は単独では難しいとされ、組織ぐるみで行われていたのではないかという疑いを持たれている。
しかし、この事件で裁かれたのは該当の幹部1名のみ。
2200万円の犯行で立証されたのはわずか500万円。判決も懲役1年10ヶ月と軽いもの。
事件後、江戸川競艇場は3ヶ月半の自粛に。この事件は多くの競艇ファンを裏切るとともに、競艇界に大きな損失・傷跡を残した。
なお現在は舟券売買のシステムも見直されこのような犯行が行われないように対策されている。
他にもあるボートレース江戸川(江戸川競艇場)で起きた事件の数々…
さらにボートレース江戸川で過去に起こった事件についてお話しよう。
お客同士の暴行による死亡事故が発生!?

2015年11月18日午前8時半頃、ボートレース江戸川の開場待ちの際、口論となった男性の肩を殴った76歳の男が暴行の現行犯で逮捕された。
殴られた60代男性はその場で倒れ、病院に搬送されたがその後死亡。
口論の発端は「肩がぶつかった」などというもの。肩がぶつかっただけなら「すみません」で終わりそうなものだが殺人にまで発展してしまうとは…
競艇で勝てないことのストレスなのか男がそこまで激昂した理由は不明である。
筆者も出身地が江戸川区付近だが昔から治安が良いイメージはないな。
ボートレース江戸川で偽札が使用されていた!?

1990年10月28日、ボートレース江戸川で偽造1万円札が10枚見つかった。
使用したのは日本人男性。
この男性は2枠を中心に5通りの舟券を購入。オッズ21.4倍の「2-3」が的中し、21万4000円の払戻権利があることがわかった。
この年の6月頃から東京都内や神奈川県内で偽札の発見が相次いでいた。
これまで見つかった18枚の偽札はほとんど東南アジア系外国人が使用していることから、日本人の手にも渡り広範囲に出回っている可能性があるとされていた。
ボートレース江戸川の知られざる闇はまだまだあるかもしれない。引き続き情報求む!

- ケンティ
- 千葉県住みのフリーライター。悪徳競艇予想サイトを暴露したいがためにライターに。多数の予想サイトを利用し、1年で100万近く騙された過去があることから予想サイト撲滅運動を考えていたことも。競艇を見ることは今でも好き。
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