「黒い弾丸」という異名の祖父を持つカワイイと評判の女子ボートレーサー「黒明花夢(くろみょう はなむ)」!

黒い弾丸と呼ばれたボートレーサーを祖父に持つ「黒明花夢」選手を紹介! 黒明選手は歴代高配当ナンバー1という偉業を達成した選手でもあり、その払戻金は何と761,840円!
初勝利後から着々と成績を伸ばしてきている黒明選手は祖父黒明良光のようにSG制覇選手になれるのだろうか。
作成2023年4月26日
カワイイと評判の「黒明花夢」選手のプロフィール

- 登録番号:5113
- 生年月日:1999年11月24日
- 身長:156cm
- 体重:50kg
- 血液型:B型
- 支部:岡山
- 出身地:岡山
- 登録期:125期
- 級別:B1級
今回紹介するのは125期の女子ボートレーサー「黒明花夢」選手だ。 最初どう読むのかわからなかったが読みは「くろみょうはなむ」と読むみたいだ。
実は岡山支部で黒い弾丸の愛称で呼ばれていた「黒明良光」の孫で、長い間ボートレースに関わっている人にとってはなじみのある名字のようだ。 黒明選手がボートレースを目指すきっかけは、もちろん祖父の黒明良光の影響でスポーツ関係の仕事に就こうと思った際にボートレースに出会ったそうだ。
- 黒明花夢選手の同期選手
- 野田なづき選手
- 金子七海選手
- 山本稔太朗選手
- 定松勇樹選手
- 小原聡将選手
黒い弾丸の黒明良光といえば岡山支部でイーグル会を立ち上げた人物でもあるぞ
- 黒明花夢選手がボートレースを目指したきっかけは祖父の黒明良光
- 祖父の黒明良光は現役時代に黒い弾丸の愛称で親しまれていた
黒明花夢選手の経歴をデビュー戦と初勝利戦で解説
黒明選手の経歴をここで解説しよう。 とはいえ、デビューから2年半も経っていないのでデビュー戦と初勝利戦に焦点を当てて紹介していく。
デビュー戦は地元児島の一般
岡山支部所属の黒明選手の主戦場はボートレース児島だ。 そんな黒明選手のデビュー戦は2019年11月23日にボートレース児島で行われた一般戦「スポーツニッポン杯」だ。

- 1号艇:加木郁(B1級・山口)
- 2号艇:山本浩輔(B1級・長崎)
- 3号艇:松浦勝(B1級・愛知)
- 4号艇:今村賢二郎(B1級・福岡)
- 5号艇:沖悟(B1級・大阪)
- 6号艇:黒明花夢(B2級・岡山)

出場選手は全員がB級だが、黒明選手に対して1回り以上年上のベテラン選手がそろっている。 結果は「2-1-3」で黒明選手は6着だった。 スタートは横一線だったのだが、やはり地力の差が出たのか6号艇に乗っていた黒明選手は一歩及ばない結果となった。
初勝利戦はデビュー217走目と遅かっ
黒明選手の初勝利はデビューから217走目のボートレース江戸川だった。 2021年6月11日にボートレース江戸川で行われていたG3「オールレディース 江戸川女王決定戦KIRINCUP」で見事に水神祭を取る形となった。

- 1号艇:山川波乙(B1級・三重)
- 2号艇:田村美和(B2級・東京)
- 3号艇:茶谷桜(A2級・滋賀)
- 4号艇:黒明花夢(B2級・岡山)
- 5号艇:松尾玲実(B2級・福岡)
- 6号艇:真子奈津実(B1級・福岡)

こちらのレースはA2級からB2級までが入り乱れる形で行われたレースだが、デビュー戦とは違い女子戦となっている。 結果は「4-2-3」で見事に黒明選手が差しを決めた形で終了した。 3連単の払戻金は49,570円で黒明選手はファンに万舟を届ける結果となった。
ボートレースのデビュー戦で勝つことは難しいが事故がなくてよかったな
- デビュー戦は6号艇に乗り惜しくも6着に終わる
- 初勝利戦はデビューから217走目と少し遅い
期別成績とコース別成績から黒明花夢選手の得意コースを探る

初勝利を果たしてB1急に上がった黒明選手だが、得意なコースはあるのだろうか。 艇番別の通算3連対率では1号艇と2号艇の成績が良いのだが、最新の期別成績とコース別成績から詳しく解説しよう。
期別成績ではフライングが目立

- 勝率:2.38
- 2連対率:4.90%
- 3連対率:16.04%
- 出走回数:81回
- 平均ST:0.18
- フライング回数:1回
- 1着:2.5%(2回)
- 2着:2.5%(2回)
- 3着:11.1%(9回)
- 4着:7.4%(6回)
- 5着:23.5%(19回)
- 6着:50.6%(41回)
最新の期別成績はこのようになっていて、平均STが女子にしては速いくらいであまり特徴のある成績ではない。 しかし、全ての期別成績を調べてみると毎期、フライングか失格を起こしているので事故率の高い選手という印象を受ける。
ボートレースではグレードレースのフライングの罰則強化を進めているので、黒明選手がSGで活躍したいのなら早めに矯正しないとならない。
コース別成績は意外にも2号艇が1番良
コース名 | 進入率 | 平均ST | 3連対率 |
---|---|---|---|
1コース | 11.1% | 0.20 | 22.2% |
2コース | 19.8% | 0.18 | 12.5% |
5コース | 19.8% | 0.19 | 18.8% |
6コース | 16.0% | 0.21 | 0.0% |

1着になっているのは1コースと3コースなのだが、成績自体は2コースのときが1番良い。 平均STが速いのはもちろん、3連対率でみてもずば抜けている。
反対に4コース、5コース、6コースは成績が良くない。 どうも黒明選手はインコースを得意としているように見える。
1号艇や1コースよりも2号艇や2コースのほうが成績が良いのは少し珍しいか
- 艇番別では1号艇と2号艇が3連対率が良い
- コース別では1コースと2コースの3連対率が良い
黒明花夢選手はTwitterで近況報告をする

近年ではSNSで近況を報告する選手も増えてきたが、黒明選手はTwitterで近況を報告しているぞ。 デビュー時に作られたアカウントで主にレースのことについて報告しているぞ。
引用ツイートやリツイートも多いが、月に1度、多い時には週に1度程度はつぶやいている。 ファンからのメッセージに対して返信することもあるので、気になった方はフォローしてみるのもいいかもしれない。
SNSで発信するだけでなくファンに応えるのもよい姿勢だ。
- やっているSNSはTwitterのみ
- ファンからのメッセージに返信することもある
黒明花夢選手にとって黒明良光は祖父であり師匠でもある
デビューから2年半が経とうとしている黒明選手だが、特定の選手に弟子入りしたという話は聞かない。 そんな黒明選手はインタビューで良光さんのことを、「祖父であり師匠みたいな存在」と答えている。
黒明選手はボートレーサーを目指すまで実の祖父がボートレーサーだったことを知らず、高校のころに将来はスポーツに携わりたいと思った時に初めて知ったらしい。 ボートレーサーを目指すとはじめに伝えた時はやってみればいいといった反応だったようですが、本気で目指していると感じた後はやめておけ、と言われたそうだ。 そんな黒明選手はデビュー時に良光さんから「全部6着でもいいから3年間は勉強だと思って走れ」とアドバイスされたらしい。
黒明選手は祖父を尊敬していて、「おじいちゃんのようにガンガン攻めていく、迫力あるレースをやっていきたい」とデビュー時に答えている。
祖父・黒明良光は「黒い弾丸」と呼ばれボートレース大村の殿堂に入ってい
- 名前:黒明良光
- 登録番号:2090
- 登録期:22期
- デビュー:1966年11月
- 引退日:2005年4月6日
- SG優勝:2回
- G1・PG1優勝:18回
黒明選手の祖父・黒明良光さんは昭和に活躍したボートレーサーで、40年近く現役生活を送っていた。 重量級の身体で圧巻のターンを展開し、他の選手を圧倒する迫力あるレーススタイルから現役時代は「黒い弾丸」の愛称で親しまれていた。
岡山支部所属選手のプロペラ研究グループの「イーグル会」を立ち上げたり、岡山出身の選手を集めて「岡山ヤング会」を立ち上げたり、岡山のシンボル的存在だった。 現役引退後は「ボートレース児島のオフィシャルアドバイザー」という肩書で、実況放送の解説などに努めている。

身近な人間が尊敬できる人間だと目指す方向性が定まってよいだろう
- 祖父の黒明良光は弟子入りしていない黒明選手にとって師匠のような存在
- 黒明良光は現役時代大いに活躍し、引退後は殿堂入りしている
黒明花夢選手はボートレース歴代高配当ランキング1位のレースで勝利している
ボートレースが公営競技である以上、配当金額というのは誰もが気にするところだろう。 ボートレースオフィシャルサイトでは日別、月別、歴代の高配当ランキングが誰でも確認でき、歴代高配当ランキング1位のレースで黒明選手は勝利している。 現在の歴代高配当ランキング1位のレースは2022年11月1日にボートレース児島で行われた「オールレディース第34回瀬戸の女王決定戦」だ。

- 1号艇:中北涼(B1級・長崎)
- 2号艇:寺田千恵(A1級・岡山)
- 3号艇:片岡恵里(B1級・山口)
- 4号艇:日高逸子(A1級・福岡)
- 5号艇:今井裕梨(A2級・群馬)
- 6号艇:黒明花夢(B1級・岡山)

G3として開催されるオールレディースだが、出走選手は半分がA級、B級の選手2人も当時の黒明選手の倍近い勝率を持つ選手だった。 1号艇中北選手と4号艇日高選手はモーターもよく、対する黒明選手は2日目にフライングを犯し、当地の3連率は0で6号艇に乗るなど賭けの対象になる要素がない。 当然のようにオッズは悪く、3連単では一番低いものでも3000倍以上、単勝でも46と賭けている人がほとんどいない状態だった。
だが、レース展開はというと小回りの利いたターンで6号艇黒明選手が次々と前の選手を抜いていき結果として「6-1-5」と黒明選手が勝利することになる。 119番人気だったこの舟券は7618倍のオッズが付き、払戻金が761,840円とボートレース歴代最高額の払戻金になった。
この舟券に100円でも賭けていれば76万以上の儲けか……すごいな。
- ボートレース歴代高配当ランキングの払戻金は761,840円
- ランキング1位のレースで黒明花夢選手が勝利している
まとめ:黒明花夢選手は初勝利後3連率も上がってきている期待の選手
- 黒明花夢選手の祖父は黒い弾丸と呼ばれた黒明良光
- デビュー戦は6着に終わるが、デビュー217走目で初勝利
- 1号艇、2号艇に乗っているときが成績が良い
- 歴代高配当1位のレースで勝利するなど期待が持てる
今回は黒明花夢選手の紹介をしてきた。 祖父と孫という関係だが、黒明選手にもしっかりと祖父のDNAが伝わっているようで魅せる展開のレースもある。
欠点はフライングや失格などの事故点が多いところだろうが、そこを克服すれば良い選手になるだろう。

- オーバークロック
- 神奈川出身のライター。パソコン一式を買い替えようとした資産を競艇予想サイトを使って増やそうとした結果、見事に悪徳競艇予想サイトに当たってしまいすべて溶かしてしまう。同じ被害者を出さないように今日も活動中。
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