
9月23日から28日までの6日間、広島県ボートレース宮島で開催されるPG1「第12回ヤングダービー」。
30歳未満の若手選手による熱戦で、優勝賞金1,300万円を懸けた戦いが始まるぞ。
ヤングダービーの基本情報や出場条件、過去の珍事、今回の注目選手やボートレース宮島の攻略法まで、競艇とともに生まれたワシが徹底解説しよう。
競艇ファン必見の情報満載じゃぞ!
作成2025年9月12日
ヤングダービーの基本情報と出場条件

競艇界の若手ナンバーワンを決める大舞台、PG1「第12回ヤングダービー」がついに開幕じゃ!
今年は9月23日から28日までの6日間で、広島県のボートレース宮島で熱き戦いが繰り広げられるぞ。
- 日程:2025年9月23日(火・祝)〜9月28日(日)の6日間
- 会場:ボートレース宮島(広島県)
- 賞金:1,300万円(副賞含む)
出場条件

ヤングダービーは満30歳未満の選手52名が対象となる若手限定のPG1(プレミアムG1)競走じゃ。
ただし、30歳未満というだけでは出場できんぞ。
出場するには以下の厳しい条件をクリアする必要があるんじゃ。
- 勝率条件:選考期間(前年7月1日から開催年6月30日)内の勝率上位者
- 出走回数:選考期間内の出走回数140回以上(優先出場選手は免除)
- 事故率条件:選考期間内の事故率0.40未満
優先出場権を持つのは、前年度優勝者とイースタン・ウエスタンヤングの優勝者(各1名※重複の場合は予備から繰り上がり)じゃ。
なお、前年度優勝者が開催年に30歳になったか、あるいは登録消除・引退したことで出場資格が喪失した場合は、前年度優勝者による優先出場権もそれに連動して消失するぞ。
賞金

優勝賞金は1,300万円(副賞含む)という高額じゃのう!
若手選手にとってはまさに人生を変える一戦と言えるじゃろう。
フライング・出遅れの罰則について
ヤングダービーでは、フライングや出遅れをした選手には厳しい罰則が課せられているのも特徴じゃのう。
- 優勝戦:フライング休み終了後、当該事故1回につき12ヶ月間プレミアムGI・GI・GII競走の選出除外
- 準優勝戦:フライング休み終了後、当該事故1回につき6ヶ月間プレミアムGI・GI・GII競走の選出除外
この厳しさが、選手たちの緊張感を高め、時として思わぬミスを誘発することもあるんじゃ。
たった一度の気持ちの焦りで1年間もグレードレースに出られなくなってしまうこともあるんじゃ。
厳しい世界だな…
歴代優勝者と過去の珍事・話題
ヤングダービーは過去に大波乱があったんじゃぞ!
特に印象的なものをピックアップして紹介しよう。
第1回大会の衝撃的事件

ヤングダービーの歴史を語る上で絶対に外せないのが、第1回(2014年)の優勝戦で起きた前代未聞の大事件じゃ!
1号艇峰竜太・2号艇渡邊雄一郎・5号艇土屋智則の3人がスタート事故(フライング)を起こし、総発売額の97.2%にあたる5億9663万100円が返還となったんじゃ。
これはワシも競艇人生で見たことがない大事件じゃったのう。
3艇同時フライングなんて、まさに競艇界の伝説じゃろうが!
購入者の皆さんはさぞかし驚いたことじゃろうなあ。
女子選手の快挙

2018年の第5回では大山千広が女子で初のヤングダービー優勝戦進出を果たしたのも記憶に新しいのう。
結果は6着じゃったが、男子選手に交じって優勝戦に駒を進めるとは、まさに快挙じゃ!
最近の優勝者

2024年の第11回は桐生競艇場で開催され、関浩哉が2度目のヤングダービー制覇を成し遂げたのう。
地元開催での優勝は、選手にとって格別の思いがあったじゃろうなあ。
関は昨年11月16日に30歳になり出場資格を喪失したため、今回は出場しないな。
2025年大会の注目選手
今回のヤングダービー2025で特に注目すべき選手を紹介しよう。
ウエスタンヤング優勝の勢い、圧倒的な勝率を誇る本命候補、そして地元の意地を見せる伏兵まで、それぞれ異なる魅力を持った選手たちじゃ。
数字だけではなく、それぞれの選手が持つ「勝負への執念」や「水面適性」も、宮島での6日間を制する鍵になるはずじゃぞ。
ドリーム戦出場選手(9月23日初日12R)

今大会のドリーム戦出場選手が発表されたぞ!
全員勝率7.0超えの強者揃い。
アツい戦いになりそうじゃな!
- 1号艇:吉田裕平(愛知・勝率7.76)
- 2号艇:末永和也(佐賀・勝率7.45)
- 3号艇:井上忠政(大阪・勝率7.22)
- 4号艇:新開航(福岡・勝率7.11)
- 5号艇:定松勇樹(佐賀・勝率7.10)
- 6号艇:中村日向(香川・勝率7.07)
注目選手
ワシが長年見てきた経験から、以下のような選手に注目じゃ!
中村日向(香川・勝率7.07)- ウエスタンヤング優勝の勢い

ウエスタンヤング優勝者として優先出場権を獲得した注目株じゃのう!
勝率7.07、事故率0.06という安定した数字に加えて、出場回数262回と豊富な経験も持っておる。
香川支部で瀬戸内海の潮汐に慣れ親しんでいるから、宮島の水面適性は抜群じゃろう。
前哨戦を制した勢いそのままに、本戦でも旋風を巻き起こす可能性が高いぞ。
ちなみに、イースタンヤング優勝者の宮之原輝紀は、昨年9月の「ツッキー王座決定戦(G1)」に出場した際のFによるG1競走選出除外期間中のため、選出除外者となっておるぞ。
吉田裕平(愛知・勝率7.76)- 勝率トップの絶対的本命

選考順位2位で出場を決めた愛知支部のエースじゃ。
勝率7.76は全出場選手中トップクラスで、事故率0.05という驚異的な安定感も持っておる。
出場回数245回で着順点1,894という数字は、まさに若手のホープと呼ぶにふさわしいのう。
愛知支部の選手は蒲郡や常滑で鍛えられているから、潮の影響がある宮島でも力を発揮できるはずじゃ。
本命サイドの中心選手として要注目じゃぞ。
實森美祐(広島・勝率6.84)- 地元の意地

選考順位10位で滑り込んだ地元・広島支部の選手じゃが、これが一番の伏兵かもしれんのう!
勝率6.84と上位陣に比べて数字は劣るが、事故率0.25でも出場回数241回という実戦経験は豊富じゃ。
何より宮島をホームプールとする地の利は計り知れんぞ。
普段から宮島の潮汐パターンを熟知しているから、他の選手が苦戦する条件でも力を発揮する可能性がある。
地元選手の強さは侮れないぞ。
地元ファンの声援を背負って、番狂わせを演出するダークホースになるかもな。
モーター情報と前節の動向
現時点では前節のモーター成績について詳細な情報を入手できておらんが、宮島のモーター整備は例年高レベルじゃ。
特に注意すべきは、
- 前検日のモーター抽選結果
- 前節で好成績を残したエンジン番号
- 逆に前節で不調だったモーターの動向
これらの情報は開催直前に必ずチェックすることをおすすめするぞ!
ボートレース宮島攻略法

レースを左右するのは選手だけではない。
競艇場の特性を制するものはレースを制するぞ!
ボートレース宮島の特性を紹介しよう。
水面特性
宮島といえば、何と言っても潮の満ち引きの影響が最大の特徴。
満潮時と干潮時で全く別の水面になるから、これを読み切ることが勝負の分かれ目じゃ。
- 満潮時:うねりが出やすく水面が不安定で、インコースが有利になりやすい
- 干潮時:水面が安定しており、アウトコースが有利になりやすい
また、宮島は周囲を山に囲まれているため、風向きが複雑じゃ。
- 向かい風時:スピードが出にくく、助走距離の長いアウトコースが有利
- 追い風時:スピードが出やすく、差しが決まりやすい
荒れるポイント
◎1号艇が苦戦しやすい条件
向かい風が強い時は助走距離の短い1号艇が苦戦しやすいぞ。
◎狙い目の決まり手
宮島では「まくり」が比較的決まりやすいんじゃ。
特に外枠が積極的に攻めてくる可能性が高い若手戦では、思わぬ高配当が飛び出すかもしれんのう。
過去の傾向を見るとドリーム戦は実力者がおおよそ順当に決着することが多いが、若手の勢いと宮島の水面特性が絡むと、思わぬ波乱もあり得るぞ!
まとめ:若手選手たちの勢いが交錯する6日間

ヤングダービーは、競艇界の未来を担う若手選手たちの熱き戦いが見どころじゃのう。
30歳未満の若手レーサーによるPG1(プレミアムG1)競走で、優勝賞金は1,300万円という大舞台。
誰が栄冠を手にするのか。
宮島の潮の満ち引き、風の影響、そして若手選手たちの勢いが交錯する6日間。
第1回大会のような大波乱もあれば、実力者が順当に勝ち上がることもある。
それがヤングダービーの醍醐味じゃぞ。
舟券を購入する際は、各選手の最新の調子、モーターの仕上がり、そして何より宮島の水面状況をしっかりとチェックすることじゃ。
9月23日からの熱戦に備えて、しっかりと予習しておこう。
ワシの経験では、情報収集を怠った者に勝利の女神は微笑まんぞ!
きっと忘れられない名勝負が待っているはずだ!

- 舟越
- 1952年生まれの71歳。ボートレース開催年に生まれ、若い頃から競艇に親しんできた。若い頃は自身の予想だけで生きていたが、歳をとってある日を境にスランプに陥り、それがきっかけで競艇予想サイトと出会う。
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