A1級にまでなった女子ボートレーサーが斡旋停止!「中川りな」選手の欠場理由は産休!?

最高成績A1級の女子ボートレーサー「中川りな」選手を紹介!
母親に勧められてボートレーサーを目指した中川選手はカヌーの全国大会出場者。
ジムトレーナーの旦那と結婚してからは成績も上がっていたのに突如斡旋停止されてしまった。
産休で欠場してしまった中川選手の復帰時期は一体いつになるのだろうか。
作成2023年4月25日
カヌー全国大会出場経験を持つ中川りな選手のプロフィール

- 登録番号:4773
- 生年月日:1993年7月8日
- 身長:160cm
- 体重:49kg
- 血液型:B型
- 支部:福岡
- 出身地:福岡県
- 登録期:112期
- 級別:B1級
112期の中川りな選手は高校時代にカヌー部に所属し、全国大会出場の経験を持つ女子ボートレーサーだ。
ボートレーサーを目指した理由は小学6年生の時に母親に「ボートレーサーになってみたら」と言われ、ペアボート試乗でかっこいいと思ったことがきっかけだ。
母親は中川選手が興味を持つように漫画「モンキーターン」を全巻購入したりしていたみたいだが、現在では中川選手の出場するレースしか見ないのだとか。
キックボクシングやロードバイクなどアクティブな趣味を持つ中川選手は、G1初出走で初勝利を飾るなどボートレーサーとしてもなかなかの成績を持つ。
A1級に所属していた時期もあるが現在は欠場中でB1級まで落ちている。
- 中川りな選手の同期選手
- 山崎郡選手
- 山田裕也選手
- 小池礼乃選手
- 千葉真弥選手
- 富樫麗加選手
カヌー部に所属していた経験は養成所のパドル訓練で活きたみたいだぞ。
- 112期の中川選手は元A1級で現在はB1級の選手
- ボートレーサーを目指した理由は母親に言われたのとペアボート試乗
- 高校時代にはカヌー部所属でキックボクシングやロードバイクなどの趣味を持つ
元A1級の「中川りな」選手の経歴
中川選手はデビューから1800走以上を走り、勝利数は200を超えている。
そんな中川選手の初優勝レース、G1初出走レース、欠場前の最終レースを詳しく見てみよう。
初優勝は男女W優勝戦第45回サンケイスポーツ
2021年5月にボートレース江戸川で開催された「男女W優勝戦第45回サンケイスポーツ杯」が、中川選手の初優勝戦となった。
このレースは名前の通り男女各1人ずつの優勝者を決めるレースで、女子の優勝者が中川選手だった。

- 1号艇:細川裕子(A1級・愛知)
- 2号艇:宇野弥生(A2級・愛知)
- 3号艇:中川りな(A2級・福岡)
- 4号艇:浜田亜理沙(A2級・埼玉)
- 5号艇:西橋奈未(A2級・福井)
- 6号艇:今井裕梨(B1級・群馬)

出走選手はベテランぞろいで、6号艇今井選手以外は全員中川選手よりも勝率の良い選手だった。
結果は3コースから1マークでまくりを華麗に決めた中川選手の勝利!
1マークを1位で通過した瞬間に、ボート上で中川選手はやった!と叫んだとか。
最終オッズは3連単で159.1倍で見事万舟をファンに届ける結果となった。
G1初出場で初勝利した中川選
2021年5月に初優勝した中川選手は同年の8月に開催されたG1の「第35回レディースチャンピオン」に出走することになった。
このレースは勝率上位の選手しか出走できず、クイーンズクライマックスと並んで女子レースの最高峰に位置付けられているレースだ。

- 1号艇:長嶋万記(A1級・静岡)
- 2号艇:高田ひかる(A2級・三重)
- 3号艇:中川りな(A2級・福岡)
- 4号艇:永井聖美(B1級・東京)
- 5号艇:竹井奈美(A1級・福岡)
- 6号艇:平高奈菜(A1級・香川)

2021年8月4日に行われた初日4Rが中川選手のG1初出走となったが、一緒に走る選手は強豪ばかり。
4号艇永井選手以外は中川選手よりも勝率が高く、永井選手も産休から復帰した後なのでB1級だが、本来はA級常連の選手だ。
結果は「3-2-4」で中川選手はG1初出走レースで初勝利を挙げるという快挙を成し遂げる。
この時の最終オッズは155.2倍で初優勝レースと同じくファンに万舟を届ける結果となった。
2022年9月10日が中川選手の現状最終レー
2022年9月にボートレース江戸川で行われた「オールレディース江戸川女王決定戦KIRINCUP」を最後に中川選手の斡旋は停止している。
このレースはG3で当日のボートレース江戸川は風速、波高ともに強く、安定板を使用してのレースとなった。

- 1号艇:深川麻奈美(B1級・福岡)
- 2号艇:平田さやか(A2級・東京)
- 3号艇:永井聖美(B1級・東京)
- 4号艇:武藤綾子(B1級・福岡)
- 5号艇:後藤美翼(B1級・東京)
- 6号艇:中川りな(A2級・福岡)

2号艇平田選手が欠場しているのでレースは5艇立てとなった。
勝率やモーターの性能もほぼ横並びなうえに、安定板を使用してのレースということで観客の人気はインコース選手に偏っている。
結果は「1-3-4」で6号艇に乗っていた中川選手は5着に終わった。
このレースの終了後に中川選手の斡旋情報は削除されたので、現状では中川選手の最終レースはこのレースとなった。
優勝できずに引退する選手もいる中でG1初出場で初勝利は凄いことだ。
- 初優勝では3号艇に乗ってまくりを決める
- G1初出場戦でまさかの初勝利を飾る
- 2022年9月10日のレースを最後に欠場中
インコースが得意な中川りな選手は1号艇に乗った時の成績が抜群に良い

デビュー直後あまり成績の良くなかった中川選手だが、1号艇に乗ることが増えたことをきっかけに成績が向上していく。
1号艇に乗れなかった2015年は勝率が2.11だったのが、2回も優勝した2021年には3倍近い6.07へと上がっているのがその証拠だろう。
途中で斡旋が停止した2022年は出走数が前年よりも大幅に減ってしまっているが、やはり
初優勝したときには3号艇に乗っていたが、1コースと3コースの時には平均STが速くなることから中川選手の得意コースは1コースと3コースなのだろう。
ボートレースではデビュー後はインコースを走れないのでインが得意な選手は大変なのだ。
- 中川選手は1号艇に乗った時の成績が良い
- 初優勝のレースやG1勝利の時には3号艇なので3号艇もよし
中川りな選手のプライベートのパートナーとボートレースの師匠
ボートレースではフィジカルとメンタルの両方が試されるシーンが多くある。
そんなボートレースではプライベートで支えてくれる人とレースシーンで支えてくれる人の両方が重要になる。
そこで中川選手のプライベートとボートレースでの支えを紹介しよう。
中川りな選手は結婚してい
中川選手は2020年4月に自身が通っていたジムのトレーナーと5年間の交際期間を経て結婚している。
旦那さんはキックボクシングのインストラクターを行っていた時期があるらしく、同様にキックボクシングを学生時代からやっている中川選手との出会いはそれが切っ掛けらしい。
中川選手はボートレース福岡のインタビューで結婚しても現役を続けると答えており、その言葉通り結婚後もボートレーサーを続けている。
特に結婚の1年後には目標にしていた初優勝、そしてA1級への昇格を果たしているので、中川選手にとって結婚はいい方向へと向かうきっかけとなったのだろう。
師匠はSG出走経験もあるA1級の中辻崇人選
プライベートでは旦那さんに支えられている中川選手だが、ボートレースでは師匠の中辻選手に支えられている。
中辻選手はG1での優勝経験やSGの出走経験も持つ強豪選手で、2001年からはずっとA級に在籍している。
優勝回数は66回で速さを活かした逃げが多い、インコースが得意の選手だ。
中川選手は初めて会った中辻選手に対して勘違いから師匠になってくださいと頼んだのだが、中辻選手は驚きつつもいいよと快諾してくれたそうだ。
結婚後も順調にレーサー人生を歩んでいることにほっとする。
- 中川選手は2020年にジムのトレーナーと結婚している
- 結婚後に目標だった初優勝とA1昇格を果たしている
- 師匠はSGにも出走している中辻崇人選手
斡旋停止が続く中川りな選手の欠場理由は産休

2022年9月10日を境に突如斡旋情報が削除されてしまった中川選手だが、SNSなどをやっておらずその理由は不明だった。
様々な憶測が流れていたが、2023年2月23日に同期選手の富樫麗加選手がインタビューで産休で休んでいると言及した。
富樫選手も2022年12月に開催されたクイーンズクライマックスシリーズを最後に斡旋情報が削除されているのだが、産休に入っていたらしい。
インタビューでは112期で中川選手の他に、千葉真弥選手と小池礼乃選手も産休に入っていることを明かした。
ボートレーサーとしての中川選手が見られないのは残念だが出産なら仕方がない。
- 斡旋停止の理由は不明だったが富樫麗加選手から産休であると言及があった
- 同期の千葉真弥選手と小池礼乃選手、そして言及した富樫選手も産休に入っている
産休中の中川りな選手はいつ復帰するのか?
ボートレースでは出走回数や勝率によってランクが決定する。
これは病気やけがの長期療養や出産、育児の長期離脱でも変わらないルールだ。
しかし、一般社会の女性の躍進が進む現状にそぐわないとして、2016年に「女子選手の産休・育休特例」が制定された。
これは産休・育休で長期間離脱した女性選手が復帰後に産休を開始した時点と同等の斡旋を行うものだ。
長期離脱によるB2級への降格は免れないものの、これにより出走回数が増えレースへの復帰が容易となる。
この特例は不出場期間が90日以上1年6ヶ月未満の場合のみ対象となるので、生涯ボートレーサーでありたいと願う中川選手はこの期間に復帰するだろう。
2022年9月から欠場している中川選手は遅くとも2024年3月までには復帰するというのが個人的な見解だ。
多様性が求められる時代だからこそこういった制度が重要になるのだ。
- ボートレースには産休・育休による特例が存在する
- 特例期間中に復帰すれば産休に入る前と同ランクの斡旋が受けられる
まとめ:中川りな選手は産休によりランクが下がっているがそれでも有望な選手
- 112期の中川りな選手は高校時代にカヌーで全国大会出場の経験を持つ
- 初優勝では格上相手に3号艇からまくりを決めている
- G1初出場で初勝利を飾る実力者
- 結婚相手はジムのトレーナーで現在は産休で欠場している
今回の記事では112期の女子ボートレーサー「中川りな」選手を紹介してきた。
中川選手は学生時代からかなりアクティブな趣味を持ち、現在でも師匠の中辻選手と筋トレをするような肉体派レーサーだ。
現在は産休で斡旋が停止していて、長期欠場中だがボートレースでは産休・育休の特例があるのでそう遠くないうちにレースに復帰するだろう。
同期の選手も何人か産休に入っているようなので、全員が無事にレースに復帰することを祈る。

- オーバークロック
- 神奈川出身のライター。パソコン一式を買い替えようとした資産を競艇予想サイトを使って増やそうとした結果、見事に悪徳競艇予想サイトに当たってしまいすべて溶かしてしまう。同じ被害者を出さないように今日も活動中。
掲載の内容はあくまでもライター独自の見解であり、その正確性・再現性を当サイトでは保証いたしかねます。